レーシングポイント、スペインGPのアップデートが新生以来の“大きなステップ”に(motorsport.com 日本版)




[ 元の記事 ]
出典元: アップグレードで競争力を取り戻せるか

レーシングポイントは、今週末に行われるF1スペインGPに大幅なアップデートを持ち込む。チームオーナーのローレンス・ストロールは、このアップグレードはチームにとって重要な一歩になると語るものの、本当の進化を目にするのは、来年になってからになるだろうと示唆している。

【F1メカ解説】レッドブルが採用した、画期的デザインのフロントサスペンションレイアウト

 昨年前半まではフォースインディアとしてF1に参戦、シーズン途中からオーナーが代わり、再スタートを切ったレーシングポイント。その2019年シーズン序盤は、苦戦を強いられている。なぜなら今季用マシンは、資金難に陥っていたフォースインディア時代に開発が始められたクルマであるため、様々な部分で妥協を強いられてきたのだ。

 新オーナーのストロールは、昨年8月にチームを引き継いでから資金を投入してきた。しかし、その効果が追加のリソースにまで及ぶには時間がかかった。

 第5戦スペインGPは各チームが大きなアップデートを持ち込む予定となっている。そしてレーシングポイントがバルセロナへ持ち込むパッケージは、フロントウイング、バージボードそしてサスペンションに改良が施されたモノになるようだ。これらのアップデートは、チームが開発競争についていけるかどうかの、初期の兆候となるだろう。

 ストロールは開幕してからの数戦が昨年の影響によって、妥協を強いられていた事を認めている。そして現在コンストラクターズランキングで5位につけていることは、予想以上のことだと語った。

「当然のことながら、チームのスタッフは2018年のマシンに集中していた。2019年にチームがあるか分からなかったからだ」と、ストロールはmotorsport.comに語っている。

「彼らには、2019年に向けて注力するための資金がなかった。2018年のためのパーツを作らなければならなかったんだ」

「だから、当初我々は、今シーズンの開幕から4レースは、もう少し難しいものになると予想していた。期待は低かったんだ」

「今後はコンスタントにアップグレードが行われる予定であり、我々は普通のチームになっていくだろう。何か機能する物を見つけた時には、可能な限り速く……ビッグチームと同じとは言わないが、できる限り速くそれを作り上げ、マシンに載せるんだ。だからバルセロナは我々にとって相当大きなステップだ」

 また、ストロールは来シーズン用のマシンを設計するにあたり、制限は無いと話している。

「正直に言えば、実際のスタートは2020年になるだろう。我々は白紙から2020年のマシン開発を始めるつもりだ」

「今年はマシンの元の設計に対して、常に妥協をしなければならない。我々は2019年にマシン全体を再設計はせず、今手にあるものに取り組み、アップグレードを持ち込んで行くつもりだ」

「来年は全く新しいマシンになる。それはレーシングポイントがゼロから設計した最初のものになると言うのが正しいと思う」

 ストロールは2017年にフォースインディアが達成したランキング4位という結果を再現することを望んでいることを明らかにした。

「今年の戦いが昨年よりも厳しいことは疑う余地はない。昨年や一昨年とは違って、(予選が)7番手から18番手までの差がコンマ数秒なんだ」

「だが我々の目標は(コンストラクターズランキングで)4番手に挑戦することだ。我々はそこを目指してプッシュしていく。そして、上手くいけば達成できるだろう」