Moto3イタリア決勝:チェッカー直前の逆転でアルボリーノ優勝。トップ争い展開の鈴木竜生は8位(motorsport.com 日本版)




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出典元: 優勝したトニー・アルボリーノ

MotoGP第6戦イタリアGPのMoto3クラス決勝が行われ、トニー・アルボリーノ(VNE Snipers)が母国でのポール・トゥ・ウィンで初優勝を飾った。

【リザルト】MotoGP第6戦イタリアGP:Moto3決勝結果

 予選で日本人ライダー最上位の5番手を獲得した鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)だったが、予選でピットレーンのシグナルを無視したとしてペナルティを受け、9番手からスタートすることになった。

 快晴のムジェロ・サーキットは気温25度、路面温度38度というコンディション。20周のレースがスタートすると、ポールポジションのトニー・アルボリーノ(VNE Snipers)がホールショットを獲得した。鈴木は一気に3番手までポジションを上げた。

 上位勢はロングストレートでスリップストリームを使い合い、熾烈なポジション争いを展開した。ガブリエル・ロドリゴ(Kommerling Gresini Moto3)やロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)などを相手に、鈴木は積極的にバトルを仕掛け、一時トップに立つ場面もあった。

 調子の良かったロドリゴが3周目に転倒し戦線を離脱。ダラ・ポルタが先頭に立つと、集団が徐々に縦長になっていった。

 しかしダラ・ポルタは抜け出すことはできず、10台が先頭集団を形成。目まぐるしくポジションを入れ替えながら周回を重ねていった。

 バトルの激しさから先頭集団のラップタイムが落ち、レース折り返しを過ぎる頃には鳥羽海渡(Honda Team Asia)や佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)を含む第2集団が先頭集団に完全に追いつき、17台ほどの大集団に膨れ上がった。

 残り4周を切り、10番手を争う位置にいた鳥羽が、ターン3でハイサイドを起こしてしまい転倒。後続の佐々木がこれに巻き込まれてしまい、両者がレースを終えることになってしまった。

 この転倒の影響で集団が二分され、先頭集団は8台に絞られた。残り2周を切っても、集団から抜け出すマシンは出てこない。結末の予想ができない状況のまま、鈴木がトップに浮上し、ファイナルラップに突入していった。

 しかしスリップストリームを使ったポジション争いは熾烈で、後続に追いつかれた鈴木は一気に8番手までポジションを落としてしまった。これでトップに立ったのはジャウマ・マシア(Bester Capital Dubai)。しかしダラ・ポルタはすぐさまマシアを捉え、トップで最終コーナーを抜けた。

 これでダラ・ポルタの優勝かと思われたが、最終コーナーでマシアのインを突いて抜いたアルボリーノがうまく加速し、さらにスリップストリームを効かせて車速を乗せると、チェッカー直前でダラ・ポルタを逆転。0.029秒差で初優勝を飾った。

 2位は終始レースを引っ張ったダラ・ポルタ。3位は終盤に一気に勝負を仕掛けたマシアが入った。

 鈴木はファイナルラップに入った時点でトップに立っていたものの、8位でフィニッシュとなった。

 今回ワイルドカード参戦となった山中琉聖(BOE Skull Rider Mugen Race)は17位で完走。真崎一輝(Estrella Galicia 0,0)は1周目のターン11で転倒しリタイアを喫した。