巨人丸「欲を捨てて」豪腕山本由伸砕いた2点のカギ(日刊スポーツ)




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出典元: 巨人対オリックス 1回裏巨人1死一塁、中越えに2点本塁打を放つ丸。投手山本(撮影・たえ見朱実)

<ザ・ピンポイント>

<日本生命セ・パ交流戦:巨人4-3オリックス>◇18日◇東京ドーム

【写真】先制本塁打を放ち坂本の出迎えを受ける丸

巨人丸佳浩は、試合前に思い描いたオリックス山本由伸投手の攻略法を実践した。

1回1死一塁、156キロの高めの直球を見極め、154キロの直球を見逃した後の3球目。1-1から、145キロの高速フォークをコンパクトなスイングで中堅バックスクリーン右にたたき込んだ。一見すれば、変化球狙いのようにも映ったが「狙いは絞ってないです」と否定。打席の中での狙いを明かした。

丸 真っすぐは150キロ中盤出ますし、変化球と言っても…フォークもカットボールも140キロ中盤出ますからね。大振りしたら、前には飛ばないな、と。浮いてきた球を打ち返そうと。大振りせず、コンパクトに。欲を捨てて。

現在の日本球界で最も攻略の難しい豪腕を砕くカギとして「浮いた球」と「コンパクト」を挙げた。

先制の11号2ランは、外角低めを狙ったフォークが真ん中低めに入った。「甘い球をひと振りで仕留めることができて良かった」と振り返ったが、決してやさしいボールではない。事前に2つのポイントを意識して、完璧に捉えた。5回にも再びフォークを左前に運び、マルチ安打をマーク。8回に同点とされ、殊勲打は陽岱鋼に譲ったが、最大のポイントだった山本攻略に貢献した。

今季4度目の「マルオカ」アベック弾で主導権を奪って、チームは首位に浮上した。「いい位置にいるのは、みんなの力があるからこそ」と話した。力と力の勝負を制した岡本に対し、冷静な思考のもとにワンショットでフォークを捉えた丸の分析力もキラリと光った。【久保賢吾】