阪神が緊急補強検討 メジャー75発両打ちソラルテ(日刊スポーツ)




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出典元: ヤンキース時代のソラルテ(2014年4月10日)

阪神が新外国人の有力候補としてヤンガービス・ソラルテ内野手(32=マーリンズ傘下)の獲得を検討していることが3日、分かった。この日連敗を4で止めたとはいえ、チームはベテラン福留の離脱や若手野手の伸び悩みなどで慢性的な得点力不足に苦しんでいる。打開策としてメジャー75発の大砲に白羽の矢を立てた。今季の支配下選手登録期限の31日まで補強を模索する。

【写真】ヤンキース時代のソラルテ

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起爆剤は心優しきカリブの大砲だ。交流戦から下降カーブを描いていた矢野阪神が打開策を講じる。水面下で模索しているのが新外国人の緊急補強プランだ。有力候補に挙がるのがメジャー通算75発を誇るソラルテ。球団首脳は「その選手を詳しく調べているのは事実。有力(候補)の1人であるのは間違いない」と認めた。

ソラルテは14年ヤンキースでメジャーデビュー。26歳とデビューは遅かったが、出場670試合と経験豊富だ。高い打撃技術とパワーを兼ね備え、打率2割5分8厘、75本塁打、307打点の実績を残している。14年から昨年まで5年連続でシーズン2桁本塁打も記録(14年はヤンキースとパドレスの2球団で計10本塁打)。本職は三塁だが、一塁、二塁、三塁、遊撃と内野全ポジションを守れる器用さも大きな武器。さらにメジャーでは左翼の出場経験もある。17年の第4回WBCではアルテューベ、M・カブレラらと母国ベネズエラの代表に選ばれている実力者だ。

プライベートでの振る舞いも大きな称賛を受けた。パドレス時代にはがん闘病の妻を看病しながら試合に出場。16年に難病や逆境を克服した選手に贈られる「トニー・コニグリアロ賞」を受賞している。困難に直面した妻を支えながら懸命にプレーを続ける姿は、米国でも大きな共感を呼んだ。

不安要素を解消できる戦力だろう。チーム295得点はリーグ5位。同52本塁打もリーグ5位と苦しんでいる。そんな慢性的な得点力不足に加え、守りでのほころびが目立つ。複数ポジションを守れるソラルテの存在は戦術的な観点からも大きな意味を持つ。ソラルテ加入となれば、球宴明けの後半戦から戦力となることが期待される。この日、チームは連敗脱出となった。だが、打線強化は不可欠には変わりない。チームの危機を切り抜ける「救世主」として、うってつけの存在だ。

◆ヤンガービス・ソラルテ 1987年7月3日生まれ。ベネズエラ出身。05年に18歳でツインズ入り、14年開幕時にヤンキースで初昇格。1900年以降でデビューから最初の7試合で6二塁打を放った初の選手となった。その後パドレス、ブルージェイズ、ジャイアンツに所属。パドレス時代にはがん闘病の妻を看病しながら試合に出場し、困難を乗り越えた選手に贈られる賞を受賞。一、二、三塁、遊撃、左翼を守り、通算670試合、打率2割5分8厘、75本塁打、307打点。今季はジャイアンツで28試合に出場後に自由契約となり、マーリンズ傘下3Aで15試合に出場、打率3割1分4厘だった。右投げ両打ち。180センチ、92キロ。