最後まで接戦 香港NO・1トレーナー争い/コラム(日刊スポーツ)




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香港の競馬シーズンは、盛夏を避けて9月の第1日曜に始まり、年をまたいだ20年7月の第2日曜に終了します。18/19年シーズンは10日のハッピーヴァレーと、14日のシャティン開催の2日を残すのみになりました。香港競馬でユニークなのは、最終開催日の前の金曜(12日)に年度代表馬をはじめとする人馬の最優秀表彰を先に済ませてしまうことでしょう。

6月には各賞のノミネートが発表されていますが、今年も年度代表馬と最優秀マイラーの2部門は、ビューティージェネレーションの2年連続受賞が濃厚。最優秀騎手賞も2位のJ・モレイラ騎手(8日現在85勝)に79勝の大差をつけて独走しているZ・パートン騎手の2年連続4度目が確定的になっています。

昨シーズンは最優秀騎手争いが開催最終日にまでもつれ込みました。今年は最優秀調教師賞を2人のベテランが競っており、この部門のみ日曜の競馬場での表彰となりそうです。

現時点で短距離王候補のビートザクロックを擁するJ・サイズ師が74勝で、ビューティージェネレーションのJ・ムーア師が73勝で1勝差。サイズ師が逃げ切れば4シーズン連続、通算11度目の戴冠となります。先日来シーズン限りでの引退を表明したムーア師が逆転すれば4シーズンぶり通算8度目の王座に就きます。

ラスト前となる水曜の開催ではサイズ厩舎が所属馬6頭をいずれもモレイラ騎手で6競走に送り出し、ムーア厩舎は5頭を5競走に出走させています。モレイラ騎手は昨年のJRA騎手試験に落ち、再び香港で騎乗するにあたってサイズ師に身元引受人になってもらっています。責任は重大ですが、これを追うムーア師も残り2日に勝ち星を計算できる馬を集めてラストスパートをかけています。【奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)