点差以上に巨人が上 まるで前日再現…阪神どうした(日刊スポーツ)




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出典元: 阪神対巨人 8回表巨人1死三塁、先制の遊ゴロを放つ中島(撮影・前田充)

<ザ・ピンポイント>

<阪神0-1巨人>9日◇甲子園

どちらが勝ってもおかしくない好ゲームだったが、実践した野球のレベルは、一枚も二枚も巨人が上だった。

【写真】巨人に競り負け力なくファンにあいさつする矢野燿大監督

勝負どころの8回表1死三塁、内野ゴロの間に両チーム唯一の得点が入った。代打中島が初球を打った遊ゴロは、阪神の前進守備の三遊間を破りそうだったが、遊撃木浪が横っ跳びでキャッチ。しかし、三走がバットに当たるか当たらないかでスタートするギャンブルスタートだったため、1点が入った。

プレーそのものは防げなかったが、最善の努力をしたか? と聞かれれば「していない」と答えられる。前日の試合でも代走出場した三走の増田大は、ギャンブルスタートを決めている。「また同じスタートだろう」と考えていい状況。それなら1球ぐらいはボールゾーンで様子を見てもいい。カウントが悪くなれば四球でいいし初球から外角低めの直球では「ゴロを打ってください」と言わんばかりの攻め方。細心の注意を払ったとはいえなかった。

9回表1死二、三塁ではギャンブルスタートだった坂本勇が飛び出し、捕手のけん制でアウト。たまたま相手のミスを突けたが、もっと早いカウントでけん制するべき。さらに2死二塁のフルカウントから亀井に直球勝負。結果は中前打でバックホームで失点は防げたが、走者がスタートの切りやすくなった状況で安易な勝負をしていた。

前半戦残り2試合で迎えた1戦。惜しみなく投手をつぎ込んだ巨人に対し、阪神は勝ち試合で登板する投手を出さなかった。両チームの立場が逆なら、まだ分かるのだが…。【小島信行】