錦織 フェデラー戦勝利の3つの条件/堀内氏分析(日刊スポーツ)




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出典元: 2年連続8強入りを決め両手を突き上げる錦織(ロイター)

<Kei’sカルテ 亜大総監督・堀内昌一氏が分析>

<テニス:ウィンブルドン選手権>◇8日◇ロンドン郊外オールイングランド・クラブ◇男子シングルス4回戦

【写真】ベスト8入りを決め試合後、ククシュキンと握手をかわす錦織

錦織の今大会の充実ぶりからすれば、フェデラー攻略の可能性も十分にあるだろう。私は勝利への条件として3つのポイントを挙げたい。

まず最初にサービスゲームキープを徹底すること。1ゲーム平均6ポイントとして、そのうち4本の第1サーブを入れて3点、2本の第2サーブで1点を奪うペースで進めたい。第1サーブの確率は最低でも6分の4で67%以上。ククシュキン戦の59%からアップさせることが必要になる。

第2にフェデラーの最大の武器、回り込んでのフォアとバックスライスへの対応だ。ストローク力は錦織が上回り、スライスは問題なく打ち返せる。フォアに回り込まれてもバックのダウンザライン(ストレート)、フォアのクロスでオープンコートを打ち抜ければ優位に立てる。適度にネットプレーを織り交ぜられれば申し分ない。

最後にフェデラーの第2サーブを積極的にたたくこと。サーブをキープし、ストロークで上回ればフェデラーといえども重圧から第1サーブにミスが出る。そこにつけ込みたい。

いずれにしても1つのブレークが明暗を分けるハイレベルなゲームになる。錦織の勝利を期待したい。

(亜大教授、テニス部総監督)